シカゴの現ギタリスト、キース・ハウランドが、ドラムスのトリス・インボーデンとともに立ち上げたソロ・プロジェクト。その名も、“ザ・ハウランド・インボーデン・プロジェクト”。略して、“HIP”。
製作には、シカゴからも、ロバート・ラム、リー・ロックネイン、ジェイムズ・パンコウ、ビル・チャンプリン、ジェイスン・シェフが参加しています。
その製作時期は、2001年の下半期と推測されます。そして、日本国内への搬入はたしか2002年に入ってからだったと思います。
内容は、ロックとフュージョンを掛け合わせたような、実に興味深いインストゥルメンタル・アルバム。
キースのギター・プレイも、シカゴにおけるそれとは若干の距離を置き、伸びやかでいて、かつ、落ち着いた雰囲気を併せ持っている感じがします。シカゴの7作目『シカゴVII(市俄古への長い道)』(74年)などがお好きな方にはぜひとも推奨したい、大人向けの1枚です。
しかし、残念ながら、キース・ハウランドのオフィシャル・ウェブサイトでも案内されているように、現段階では、ネット注文が主要な販路となっているにすぎません。
但し、日本でも、一部の外資系のCDショップでは店頭販売が実現しています。店員さんに御迷惑が掛けるといけないので、絶対の保証はできませんが、中でも、渋谷のTOWER RECORDSさんには、常時1〜2枚程度のストックが置かれているようです(2005年5月現在)。念のため、事前に在庫確認のお問い合わせをされたうえで、5階のJAZZ/FUSIONコーナーにお立ち寄りくださることをおすすめ致します。
|