ディスコグラフィ   参加作品

VOICES THAT CARE (1991)
VOICES THAT CARE

ヴォイセス・ザット・ケア
VOICES THAT CARE
総評

試聴♪

Produced by DAVID FOSTER

VOICES THAT CARE
ヴォイセス・ザット・ケア

Written by DAVID FOSTER & PETER CETERA
Lyrics by LINDA THOMPSON JENNER

91年、湾岸戦争後の復興チャリティ用にリリースされたシングル。

曲はデヴィッド・フォスターとピーター・セテラ、詩はデヴィッド夫人のリンダ・トンプソン・ジェナー。アーティスト名も曲名と同じVOICES THAT CAREです。

他の主だった参加者は、セリーヌ・ディオン、ボビー・ブラウン、ガース・ブルックス、マイケル・ボルトン、その他、スポーツ界・芸能界の著名人が名を連ねています。

内容はおそらく安易な戦争賛美歌などではなく、現地に派遣されてる兵士達に、「とにかく無事に帰ってきて欲しい、あなたたちを気遣ってる私たちがいるのよ」というメッセージが込められているものと思われます。

一方、曲調の方は、一連のフォスター・バラードを思い出していただければ簡単で、途中、マーク・ノップラー(ダイアー・ストレイツ)のギターやケニー・Gのソプラノ・サックス?(正式名称分からず)などがフューチャーされているのが、一大プロジェクトとしての面を表していて、聴き所となっています。

さて、シカゴ・ファンとしては、ピーターがどのように関わっているのかが気になるところ。

ビデオクリップの中で、デイヴィッドが「この曲は、ピーターと(91年の時点で)2〜3年前に書いた曲」と述べています。ということは、88年の『ONE MORE STORY』から92年の『WORLD FALLING DOWN』にかけて、ピーターのソロ用に2人で共作した曲だったという可能性が浮上してきます。この頃は、フォスター&セテラ共同プロデュース作品が多く存在しますから、年代的には符合する気がします。そして、この戦争に際して、同曲のメロディ部分を基盤として利用し、リンダが詩を付けたのでは?というのが私なりの推測です。間違ってたらごめんなさい。

なお、JIVEさんの情報により、本作品が日本でも国内盤として発売されていた事実を確認することができました。この場を借りて厚く御礼申し上げます!