THE HEART OF CHICAGO (1989/11) ハート・オブ・シカゴ
01の収録曲を若干差し替えて、日本とヨーロッパ向けに発売されました(この年の来日公演後)。とくに『16』以前のコロンビア時代(『01』〜『15』)の4曲が追加されているのが大きな特徴です。ジャケット画も微妙に異なります。全般にバラード中心なので、≪The Heart of Chicago≫というタイトルが付けられたようです。しかし、名付け親がアメリカのレーベルなのかは不明。
THE HEART OF CHICAGO 1967-1997 (1997/4)
[日本国内盤収録曲変容]
結成30周年を記念してアメリカで企画され、レーベルの垣根を越えて、シカゴの初期から97年の最新曲(新曲2曲)まで網羅してあります。結局、シカゴ通算23作目としてカウントされるようになります。しかし、先に命名された≪The Heart of Chicago≫というタイトルが本国アメリカでも使われるようになり、ややこしさに拍車がかかります。なお、これは輸入盤のみで、ジャケットも赤い色でした。
05 1997
日本
THE HEART OF CHICAGO 1967〜1981 (1997/6) ハート・オブ・シカゴ 1967〜1981 THE HEART OF CHICAGO 1982〜1997 (1997/6) ハート・オブ・シカゴ 1982〜1997
アメリカでの04の企画を受け、日本でも04のままの収録内容でリリースを試みるも、日本ではアメリカと違ってレーベル間の調整が難航し、これを断念。代わりに、コロンビア時代(『01』〜『15』)のものをテイチク(青盤)から、ワーナー傘下(『16』〜『21』)のものをワーナー・リプリーズ(赤盤)から、それぞれ収録曲に追加を施しリリースするという異例の形で実現します。つまり、日本独自編集です。ここでも伊藤秀世さんのご尽力があったことは忘れてはなりません。なお、このときのジャケット・カラーは、前者が青色で、後者が赤色でした。
06 1998
アメリカ
THE HEART OF CHICAGO 1967-1998 VOLUME II (1998/5)
[日本国内盤収録曲変容]
前作04が好評を博したこともあり、アメリカにおいて続編が登場します。但し、年数表記は異なります。アメリカで発売されたこのVOLUME IIは、日本のカラー・マッチングに合わせたのかどうかは知りませんが、青色のカバーになりました。この結果、日米両国で、それぞれ内容の異なる赤盤、青盤が市場に出回り、大混乱という状態に・・・。ちなみに、アメリカ発売のこのVOLUME IIがシカゴ24作目としてカウントされます。
07 1998
日本
THE HEART OF CHICAGO 1967〜1981 II (1998/7) ハート・オブ・シカゴ 1967〜1981 II THE HEART OF CHICAGO 1982〜1998 II (1998/7) ハート・オブ・シカゴ 1982〜1998 II
アメリカにおける06の発売を受けて、日本でもさらに続編が登場。しかし、レーベルはまたまた別々に。しかも、日本独自の企画ですでに青色は使用していたため(05の青盤)、カラーリングは考え直しです。結局、今度はそれぞれ緑色、黄色となりました。この2枚のアルバムには、94年お蔵入りとなったアルバム『STONE OF SISYPHUS』収録予定の曲がいくつか振り分け収蔵され、ファンを涙させました。また、貴重な日本語バージョンやリミックス違いの曲なども日の目を見るに至っています。
08 2000
日本
THE HEART OF CHICAGO 1982〜1997 (1997/6) ハート・オブ・シカゴ 1982〜1997
日本で発売された05の赤盤(ワーナー・リプリーズ)がこの年の来日公演に合わせて限定発売として再発されます。これは、Best Pack 21と題されたワーナーミュージック・ジャパンが企画した大物アーティストのベスト盤シリーズの一環としてリリースされましたが、05のライナーに若干の修正を加えたのみで、収録曲は05との間に違いはありません。つまり、CD自体は05と一緒です。
09 2003
日本
THE HEART OF CHICAGO 1982〜1997 (1997/6) ハート・オブ・シカゴ 1982〜1997
上記05、08と同じもので、再々発にあたります。2003年11月に、初回限定プライスダウン商品。
10 2006
日本
THE HEART OF CHICAGO 1982〜1997 (1997/6) ハート・オブ・シカゴ 1982〜1997
上記05、08、09と同じ。プライスダウンの限界達成。