ディスコグラフィ   シカゴ(29)

LOVE SONGS (2005/1)
CHICAGO

曲目 ラヴ・ソングス
シカゴ
総評

試聴♪

Produced by DAVID FOSTER (01、04、07、11)
JAMES WILLIAM GUERCIO (02、03、09、10、13、17)
RON NEVISON (05、15)
MICHAEL OMARTIAN (06、12)
JAMES NEWTON HOWARD (08)
PHIL RAMONE & CHICAGO (14)
CHAS SANDFORD (16)
LEE LOUGHNANE (18、19)
cf. 日本国内盤は、左ジャケットとなっています。

曲目 <日本国内盤の収録曲です> cf. <米国盤> <欧州盤
01

HARD TO SAY I'M SORRY
(Single Version)

素直になれなくて
(シングル・バージョン)
02 SATURDAY IN THE PARK サタデイ・イン・ザ・パーク
03 IF YOU LEAVE ME NOW 愛ある別れ
04 YOU'RE THE INSPIRATION 君こそすべて
05 LOOK AWAY (Single Version) ルック・アウェイ (シングル・バージョン)
06 GLORY OF LOVE
( by PETER CETERA )
グローリー・オブ・ラヴ
(ピーター・セテラ)
07 HARD HABIT TO BREAK 忘れ得ぬ君に
08 HERE IN MY HEART ヒア・イン・マイ・ハート
09 CALL ON ME 君は僕のすべて
10 COLOUR MY WORLD ぼくらの世界をバラ色に
11 WILL YOU STILL LOVE ME ?
(Single Version)
スティル・ラヴ・ミー
(シングル・バージョン)
12 THE NEXT TIME I FALL
( by PETER CETERA & AMY GRANT )
ネクスト・タイム
(ピーター・セテラ&エイミー・グラント)
13 BEGINNINGS ビギニングス
14 NO TELL LOVER ノー・テル・ラヴァー
15 I DON'T WANNA LIVE WITHOUT YOUR LOVE リヴ・ウィズアウト・ユア・ラヴ
16 WHAT KIND OF MAN WOULD I BE ? (Single Version) ホワット・カインド・オブ・マン
(シングル・バージョン)
17 JUST YOU 'N' ME 君とふたりで
18 IF YOU LEAVE ME NOW
(Live, 2004)
( Feat. PHILIP BAILEY )
愛ある別れ (ライヴ、2004)
(フィーチャリング・フィリップ・ベイリー)
19 AFTER THE LOVE HAS GONE
(Live, 2004)
( by EW&F feat. BILL CHAMPLIN )
アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン
(ライヴ、2004)
(アース・ウィンド&ファイヤー・フィーチャリング・ビル・チャンプリン)

日本盤では、米国盤から3曲を引いたうえで、以下の4曲の差し替え追加が行われています。

02 SATURDAY IN THE PARK
03 IF YOU LEAVE ME NOW (=アルバム・バージョン)
06 GLORY OF LOVE 
(by PETER CETERA)
12 THE NEXT TIME I FALL (by PETER CETERA & AMY GRANT)

曲目 <米国盤の収録曲です> cf. <日本盤> <欧州盤
01

YOU'RE THE INSPIRATION

君こそすべて
02 IF YOU LEAVE ME NOW
(Live, 2004)
( Feat. PHILIP BAILEY )
愛ある別れ (ライヴ、2004)
(フィーチャリング・フィリップ・ベイリー)
03

HARD TO SAY I'M SORRY /
GET AWAY

素直になれなくて〜ゲット・アウェイ
04 HERE IN MY HEART ヒア・イン・マイ・ハート
05 CALL ON ME 君は僕のすべて
06 COLOUR MY WORLD ぼくらの世界をバラ色に
07 JUST YOU 'N' ME 君とふたりで
08 AFTER THE LOVE HAS GONE
(Live, 2004)
( by EW&F feat. BILL CHAMPLIN )
アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン
(ライヴ、2004)
(アース・ウィンド&ファイヤー・フィーチャリング・ビル・チャンプリン)
09 HARD HABIT TO BREAK 忘れ得ぬ君に
10 LOOK AWAY (Single Version) ルック・アウェイ (シングル・バージョン)
11 BEGINNINGS ビギニングス
12 HAPPY MAN ハッピー・マン
13 WILL YOU STILL LOVE ME ?
(Single Version)
スティル・ラヴ・ミー
(シングル・バージョン)
14 NO TELL LOVER ノー・テル・ラヴァー
15 I DON'T WANNA LIVE WITHOUT YOUR LOVE リヴ・ウィズアウト・ユア・ラヴ
16 NEVER BEEN IN LOVE BEFORE 愛することの素晴しさ
17 WHAT KIND OF MAN WOULD I BE ? (Single Version) ホワット・カインド・オブ・マン
(シングル・バージョン)
18 WISHING YOU WERE HERE 渚に消えた恋
以下の3曲が含まれている点に米国盤の特徴があります。

12 HAPPY MAN
16 NEVER BEEN IN LOVE BEFORE
18 WISHING YOU WERE HERE

曲目 <欧州盤の収録曲です> cf. <日本盤> <米国盤
01

YOU'RE THE INSPIRATION

君こそすべて
02 IF YOU LEAVE ME NOW
(Live, 2004)
( Feat. PHILIP BAILEY )
愛ある別れ (ライヴ、2004)
(フィーチャリング・フィリップ・ベイリー)
03 SATURDAY IN THE PARK サタデイ・イン・ザ・パーク
04

HARD TO SAY I'M SORRY /
GET AWAY

素直になれなくて〜ゲット・アウェイ
05 HERE IN MY HEART ヒア・イン・マイ・ハート
06 CALL ON ME 君は僕のすべて
07 COLOUR MY WORLD ぼくらの世界をバラ色に
08 GLORY OF LOVE
( by PETER CETERA )
グローリー・オブ・ラヴ
(ピーター・セテラ)
09 AFTER THE LOVE HAS GONE
(Live, 2004)
( by EW&F feat. BILL CHAMPLIN )
アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン
(ライヴ、2004)
(アース・ウィンド&ファイヤー・フィーチャリング・ビル・チャンプリン)
10 HARD HABIT TO BREAK 忘れ得ぬ君に
11 LOOK AWAY (Single Version) ルック・アウェイ (シングル・バージョン)
12 BEGINNINGS ビギニングス
13 THE NEXT TIME I FALL
( by PETER CETERA & AMY GRANT )
ネクスト・タイム
(ピーター・セテラ&エイミー・グラント)
14 WILL YOU STILL LOVE ME ?
(Single Version)
スティル・ラヴ・ミー
(シングル・バージョン)
15 NO TELL LOVER ノー・テル・ラヴァー
16 I DON'T WANNA LIVE WITHOUT YOUR LOVE リヴ・ウィズアウト・ユア・ラヴ
17 WHAT KIND OF MAN WOULD I BE ? (Single Version) ホワット・カインド・オブ・マン
(シングル・バージョン)
18 JUST YOU 'N' ME 君とふたりで
以下の3曲が米国盤と差し替えられている点に欧州盤の特徴があります。

03 SATURDAY IN THE PARK
08 GLORY OF LOVE
13 THE NEXT TIME I FALL 
(by PETER CETERA & AMY GRANT)

総評
2005年1月に発売された、シカゴのラヴ・バラード・コンピレーション。バレンタイン・シーズンを当て込んだ企画盤です。

しかし、この中には、2曲の貴重なライヴ・バージョンが含まれています!

もっとも、収録曲は、上記の通り、米国盤欧州盤日本盤(=本ページ)の各CDで微妙に異なりますので、ご注意ください。

01

HARD TO SAY I'M SORRY (Single Version)
素直になれなくて 
(シングル・バージョン)

PETER CETERA DAVID FOSTER

 82年、『ラヴ・ミー・トゥモロウ(シカゴ16)』収録。

日本盤のみ、シングル・バージョンが収録されています。

これに対して、米国盤と欧州盤は、ともにオリジナル・バージョンで、ロバート・ラムが作曲した"ゲット・アウェイ"もちゃんと付いています。

02

SATURDAY IN THE PARK
サタデイ・イン・ザ・パーク

ROBERT LAMM

 72年、『シカゴV』収録。

03
IF YOU LEAVE ME NOW
愛ある別れ
PETER CETERA

 76年、『シカゴX(カリブの旋風)』収録。

18曲目のライヴ・バージョンと異なり、アルバム・バージョンです。この選曲は、日本盤でのみ行われています。

04

YOU'RE THE INSPIRATION
君こそすべて

PETER CETERA DAVID FOSTER

 84年、『シカゴ17』収録。

05

LOOK AWAY (Single Version)
ルック・アウェイ (シングル・バージョン)

DIANE WARREN

 88年、『シカゴ19』収録。

06
GLORY OF LOVE
グローリー・オブ・ラヴ

PETER CETERA DAVID FOSTER DIANE NINI

 86年、『ソリテュード〜ソリティア』収録。

本CDは、シカゴのコンピレーションですが、欧州盤と日本盤では、シカゴを脱退した後のピーター・セテラのソロ・ヒットも収録してあります。

しかも、音源がリマスターされていますので、お買い得です。

07

HARD HABIT TO BREAK
忘れ得ぬ君に

STEVE KIPNER JOHN PARKER

 84年、『シカゴ17』収録。

08

HERE IN MY HEART
ヒア・イン・マイ・ハート

JAMES NEWTON HOWARD GLEN BALLARD

 97年、『THE HEART OF CHICAGO 1967-1997』収録。

09

CALL ON ME
君は僕のすべて

LEE LOUGHNANE

 74年、『シカゴVII(市俄古への長い道)』収録。

10

COLOUR MY WORLD
ぼくらの世界をバラ色に

JAMES PANKOW

 70年、『シカゴと23の誓い』収録。

11

WILL YOU STILL LOVE ME ? (Single Version)
スティル・ラヴ・ミー (シングル・バージョン)

DAVID FOSTER TOM KEANE RICHARD BASKIN

 86年、『シカゴ18』収録。

12

THE NEXT TIME I FALL
ネクスト・タイム

BOBBY CALDWELL PAUL GORDON

 86年、『ソリテュード〜ソリティア』収録。

こちらも、ピーター・セテラのソロ曲。

同じく、音源がリマスターされています。

13

BEGINNINGS
ビギニングス

ROBERT LAMM

 69年、『シカゴの軌跡』収録。

14

NO TELL LOVER
ノー・テル・ラヴァー

LEE LOUGHNANE DANIEL SERAPHINE PETER CETERA

 78年、『ホット・ストリート』収録。

15

I DON'T WANNA LIVE WITHOUT YOUR LOVE
リヴ・ウィズアウト・ユア・ラヴ

DIANE WARREN ALBERT HAMMOND

 88年、『シカゴ19』収録。

16

WHAT KIND OF MAN WOULD I BE ? (Single Version)
ホワット・カインド・オブ・マン (シングル・バージョン)

JASON SCHEFF CHAS SANDFORD BOBBY CALDWELL

 88年、『シカゴ19』収録。

 89年、『グレイテスト・ヒッツ 1982-1989』収録。

17

JUST YOU 'N' ME
君とふたりで

JAMES PANKOW

 73年、『遙かなる亜米利加』収録。

18

IF YOU LEAVE ME NOW (Live, 2004)
(Feat. PHILIP BAILEY)
愛ある別れ (ライヴ、2004)
(フィーチャリング・フィリップ・ベイリー)

PETER CETERA

 76年、『シカゴX(カリブの旋風)』収録。

2004年8月、ロサンジェルスはグリーク・シアターで行われた公演の模様からセレクトされたライヴ・バージョン。

アース・ウィンド&ファイヤーとのジョイント・ツアーということもあって、双方のヒット曲について互いにヴォーカルを分け合う演出が続出。

この曲もその1つで、アースのフィリップ・ベイリーがリード・ヴォーカルを担当しています。

フィリップ・ベイリーは情感たっぷりにこの名バラードを歌い上げてくれています。

なお、今回収録されたライヴ・バージョン2曲については、めずらしく、リー・ロックネインがプロデュースに携わっています。

19

AFTER THE LOVE HAS GONE (Live, 2004)
(by EW&F feat. BILL CHAMPLIN)
アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン (ライヴ、2004)
(アース・ウィンド&ファイヤー・フィーチャリング・ビル・チャンプリン)

DAVID FOSTER JAY GRAYDON BILL CHAMPLIN

この曲も、2004年8月、グリーク・シアター公演で披露されたライヴ・バージョン。

シカゴのビル・チャンプリンが共作者として製作し、アース・ウィンド&ファイヤーに提供。アースはこれを見事大ヒットさせ(1979年9月15日から2週連続で第2位を記録)、ビルの名前も一躍脚光を浴びるようになります。

もっとも、この時期はビルにとっても、模索の時代でした。77年にリーダー・グループ、サンズ・オブ・チャンプリンを解散させると、ビルは、スタジオ・ワークにいそしむようになります。

その後は、76年のサンズのアルバム『A CIRCLE FILLED WITH LOVE』のセッションにおいて出会ったデヴィッド・フォスターと交流を深めるようになり、78年になって、この"AFTER THE LOVE HAS (IS) GONE"を、ビル、デヴィッド、そして、ジェイ・グレイドンの3人で共作するのでした。

つまり、この曲は、後にシカゴに加入するずっとずっと前のビルの大切なクロニクルの一部なのです。

さて、そんな縁もあってか、今回のシカゴとアースのジョイント・ツアーでは、作者であるビル自身がこの曲のリード・ヴォーカルを担当しています(ほとんどの会場でビルが歌ってましたが、一部の会場ではアースのメンバーが歌うこともあったようです)。さすが自分で書いただけあって、ピタッとフィットするものを感じます。

曲調は、アースのバージョンに忠実と言っていいでしょう。さりげないブラスの使い方と、後半のドラマティックな展開も同様です。

なお、このライヴ・バージョンについても、シカゴのリー・ロックネインがプロデューサーとしてクレジットされています。