ディスコグラフィ   シカゴ(編集盤)

CHICAGO GREATEST HITS (1983)
CHICAGO

曲目 シカゴ・グレイテスト・ヒッツ
シカゴ
総評

Produced by JAMES WILLIAM GUERCIO (DISC 1、DISC 2-01〜08、10 )
PHIL RAMONE & CHICAGO (DISC 2-09、11、12)

曲目
<DISC 1>
01 INTRODUCTION イントロダクション
02 QUESTIONS 67 AND 68 クエスチョンズ67/68
03 DOES ANYBODY REALLY KNOW WHAT TIME IT IS ? いったい現実を把握している者はいるだろうか?
04 BEGINNINGS ビギニングス
05 I'M A MAN アイム・ア・マン
06 MAKE ME SMILE ぼくらに微笑みを
07 25 OR 6 TO 4 長い夜
08 LOWDOWN ロウダウン
09 FLIGHT 602 フライト・ナンバー602
10 DIALOGUE (PART I&II) ダイアログ(パート1&2)
11 SATURDAY IN THE PARK サタデイ・イン・ザ・パーク
12 A HIT BY VARESE バレーズに捧げる歌
<DISC 2>
01 CRITICS' CHOICE お気に召すまま
02

JUST YOU 'N' ME

君とふたりで
03 SOMETHING IN THIS CITY CHANGES PEOPLE 誰かが僕を
04 FEELIN' STRONGER EVERY DAY 愛のきずな
05 HARRY TRUMAN 拝啓トルーマン大統領
06 OLD DAYS 追憶の日々
07

IF YOU LEAVE ME NOW

愛ある別れ
08 ANOTHER RAINY DAY IN NEW YORK CITY 雨の日のニューヨーク
09 TAKE A CHANCE テイク・ア・チャンス
10 BABY, WHAT A BIG SURPRISE 朝もやの二人
11

ALIVE AGAIN

アライヴ・アゲイン
12 NO TELL LOVER ノー・テル・ラヴァー
総評

1983年、CBS・ソニーが「グレイテスト・ヒッツ・シリーズ」と題して世に送り出した編集盤(発売月特定できず)。

おそらく日本独自の編集と思われます(未確認)。便宜上、このページでは、黒盤とでも呼んでおきたいと思います。

シカゴは、80年代初頭、デビュー当初から世話になっているコロムビア・レーベルでは、もはや期待された売上を計上することはできなくなっていました。

そして、間もなく、シカゴはレーベル移籍を断行します。そこは、ワーナー傘下のフル・ムーンというレーベルでした。ここでは、当時新進気鋭のプロデューサー、デヴィッド・フォスターと組み、"HARD TO SAY I'M SORY / GET AWAY"というビッグ・ヒット・シングルを生み出すことに成功します。

こうして不死鳥のようによみがえったシカゴの再興にあやかって、と言ったら語弊がありますが、旧所属レーベルであったコロムビア(=CBS・ソニー)が、その持つ版権を最大限に利用して、続々とかつてのシカゴのヒット曲をベスト盤の形で配給するようになります。

逆に、とくに80年代に入ってはじめてシカゴを知ったファンにとっては、このようなお手軽ベスト盤との接触は、シカゴの全体像をつかむ好機だったとも言えるでしょう。

この黒盤ベストは、84年からシカゴを聴き出した私にとっても思い出深い1枚です。

初期のシカゴの楽曲は、ラジオからとったテープがある程度で、ほんの一部しか知りませんでした。そこで、コロムビア時代の足跡を簡略ながら記した本アルバムのLPも、テープにとり、繰り返し聴いたものでした。

とくに、なかなか聴ホット・ストリート』中TAKE A CHANCE"や"NO TELL LOVER"には新鮮な印象を受けたことをよく覚えています。

なお、この『シカゴ・グレイテスト・ヒッツ』とほぼ同時期に、『シカゴ・ソング・ブック』という編集盤も発売されています。

『シカゴ・グレイテスト・ヒッツ』が、『シカゴの軌跡』から『ホット・ストリート』までのシカゴの代表的なヒット曲を万遍なく網羅したアルバムだったのに対し、『シカゴ・ソング・ブック』の方は、"HARD TO SAY I'M SORY / GET AWAY"で不動のものとした“バラードのシカゴ”路線を明瞭に意識した編集方針の下、ピーター歌唱のラヴ・バラードを中心にまとめたものとなっていました。

なお、『シカゴ・ソング・ブック』はCD化されていますが、この『シカゴ・グレイテスト・ヒッツ』はCD化されるに至っていません。

<DISC 1>
01

INTRODUCTION
イントロダクション

TERRY KATH

 69年、『シカゴの軌跡』収録。

02

QUESTIONS 67 AND 68
クエスチョンズ67/68

ROBERT LAMM

 69年、『シカゴの軌跡』収録。

03

DOES ANYBODY REALLY KNOW WHAT TIME IT IS ?
いったい現実を把握している者はいるだろうか?

ROBERT LAMM

 69年、『シカゴの軌跡』収録。

04

BEGINNINGS
ビギニングス

ROBERT LAMM

 69年、『シカゴの軌跡』収録。

05

I'M A MAN
アイム・ア・マン

STEVE WINWOOD JIMMY MILLER

 69年、『シカゴの軌跡』収録。

06

MAKE ME SMILE
ぼくらに微笑みを

JAMES PANKOW

 70年、『シカゴと23の誓い』収録。

07

25 OR 6 TO 4
長い夜

ROBERT LAMM

 70年、『シカゴと23の誓い』収録。

08

LOWDOWN
ロウダウン

PETER CETERA DANIEL SERAPHINE

 71年、『シカゴIII』収録。

09
FLIGHT 602
フライト・ナンバー602
ROBERT LAMM

 71年、『シカゴIII』収録。

10

DIALOGUE (PART I&II)
ダイアログ(パート1&2)

ROBERT LAMM

 72年、『シカゴV』収録。

11

SATURDAY IN THE PARK
サタデイ・イン・ザ・パーク

ROBERT LAMM

 72年、『シカゴV』収録。

12

A HIT BY VARESE
バレーズに捧げる歌

ROBERT LAMM

 72年、『シカゴV』収録。

<DISC 2>
01

CRITICS' CHOICE
お気に召すまま

ROBERT LAMM

 73年、『遙かなる亜米利加』収録。

02

JUST YOU 'N' ME
君とふたりで

JAMES PANKOW

 73年、『遙かなる亜米利加』収録。

03
SOMETHING IN THIS CITY CHANGES PEOPLE
誰かが僕を

ROBERT LAMM

 73年、『遙かなる亜米利加』収録。

04

FEELIN' STRONGER EVERY DAY
愛のきずな

PETER CETERA JAMES PANKOW

 73年、『遙かなる亜米利加』収録。

05

HARRY TRUMAN
拝啓トルーマン大統領

ROBERT LAMM

 75年、『未だ見ぬアメリカ(シカゴVIII)』収録。

06

OLD DAYS
追憶の日々

JAMES PANKOW

 75年、『未だ見ぬアメリカ(シカゴVIII)』収録。

07

IF YOU LEAVE ME NOW
愛ある別れ

PETER CETERA

 76年、『シカゴX(カリブの旋風)』収録。

08

ANOTHER RAINY DAY IN NEW YORK CITY
雨の日のニューヨーク

ROBERT LAMM

 76年、『シカゴX(カリブの旋風)』収録。

09

TAKE A CHANCE
テイク・ア・チャンス

LEE LOUGHNANE STASH WAGNER

 78年、『ホット・ストリート』収録。

10
BABY, WHAT A BIG SURPRISE
朝もやの二人
PETER CETERA

 77年、『シカゴ XI』収録。

11

ALIVE AGAIN
アライヴ・アゲイン

JAMES PANKOW

 78年、『ホット・ストリート』収録。

12
NO TELL LOVER
ノー・テル・ラヴァー

LEE LOUGHNANE DANIEL SERAPHINE PETER CETERA

 78年、『ホット・ストリート』収録。